妊娠出産とカルシウムのお話し

カルシウムと妊娠について


精子

ご存知の方はいるでしょうか?

実は妊娠はカルシウムの存在があってこそ初めて結合されるものです。

精子が成熟し、活発に運動するためには「カルシウム」が必要とされています。従ってカルシウム不足の男性の精子は働きが鈍く、活発に動くことが出来できません。

精子の周辺は高濃度のカルシウムが存在し、受胎は1万分の1のカルシウムを持つ精子が、卵子に流れるという仕組みです。

卵子も同じように充分なカルシウムがないと精子を受け入れることが難しく、たとえ精子が卵子に到達しても、十分な情報を伝達出来ないと、最終的に受精には至りません。

妊娠できない理由は、男性女性どちらにも原因は考えられます。

妊娠の合併症はカルシウム不足が原因?


妊娠

めでたく妊娠しても、無事出産することはとても大変です。

妊娠することによって起こる「つわり」ですが、これが激しい場合「妊娠中毒症」「妊娠腎」を発症し、これが更に重篤化すると「子癇(しかん)」を発症させます。

「子癇」とは、高血圧、腎臓障害、痙攣の発作を起こし、最悪命に係わる場合があります。

 

このような妊娠合併症は、カルシウムの摂取不足が主な原因と、研究結果から明らかになりつつあります。

 

収集され難い?


カルシウム

母体内の胎児の骨を形成するため、母親は多くのカルシウムを摂取する必要があります。

ですが、厄介なことに「カルシウム」自体が吸収されにくい特徴をもっているため、通常の方法でカルシウムを摂取しようにも、効率は良くありません。

カルシウムが不足しがちになると、母体の血管を通し骨からカルシウムを補おうとします。

そのため、必要以上にカルシウムが溶け出し血液に流れ込むと、カルシウム自体が血管内や腎臓に溜まってしまい、その結果高血圧や腎不全などの合併症を発症する場合があります。

 

成人小鳥あたりのカルシウム摂取量の目安は約600㎎ですが、先に説明のように吸収されずらい成分ですから、実際に摂取出来る量は、約半分の300㎎程度になります。

赤ちゃんを身ごもっている場合は、倍の摂取量が必要になります。

 

しっかりした骨盤形成で安産!


骨盤形成

骨をしっかり保ち骨盤の形を変えないようにすることで、産道を確保するのもカルシウムの働きと言われています。

 

カルシウムの働きを支えているのは、エストロゲン(卵胞ホルモン)と呼ばれる女性ホルモンです。このホルモンは子宮と卵巣を成熟させて受胎に備え、また妊娠期間を無事に続ける役目をします。

また、もう一つの大切な役割は、骨からカルシウムが溶け出すのを防ぐ働きです。

 

妊娠中は、母親と胎児の間でカルシウムの奪い合いのような状態になりますので、どうしても不足がちになり、止むを得ず骨からカルシウムを補う形になってしまいます。その際に頼りになるのが「エストロゲン」なのです。

 

陣痛とカルシウムの関係


陣痛は子宮を取り巻く筋肉が縮むことで、胎児と胎盤を押し出します。その信号を出すときも「カルシウム」が細胞に命令だすことで成り立っています。

以上のように、受精から胎児が成長する過程、そして出産に至るまで、妊娠中はカルシウムがとても重要な働きをすることがお分かりいただけたいと思います。