小説に出てくる酵素は現在も現役

こんにちは。

店長の中島です。

さて本日は、小説に登場するある「酵素」についてのお話。

それは夏目漱石と聞けばおわかりですね。

 

夏目漱石は早食いの暴食でヘビースモーカーだった。

誰が聞いても体に良いわけがないのですが、夏目漱石は、かなりの暴飲であり、特にこってりとした洋食には目がなく、同時にヘビースモーカーであったため、後に「胃潰瘍」を患い、生前はジアスターゼが手放せない生活を送っていますが、神経質な性格も胃潰瘍の原因であったと言われています。

幸いお酒は下道であまり飲まなかったと言い、その代わり甘党だったという一面も。

 

後に、療養先の修善寺温泉で大量の吐血と起こし生死をさまよう、いわゆる「修善寺の大患」と呼ばれる事件を起こしています。 この事件時には、多くの仲間や弟子が漱石を見舞っています。

そして、大正5年(1916年)49歳のとき、明暗(めいあん)を執筆途中に胃潰瘍が再発して内出血を起こし死亡しています

今でこそ、医療の発達で早期に発見できれば比較的容易に対処できる胃潰瘍ですが、当時の医療では、対処方法も限定的だったのでしょう。

 

そもそもジアスターゼって何ですか?

「ジアスターゼ」は消化酵素の一つで、主に炭水化物を消化する役割に長け、「高峰譲吉(化学者・実業家)によって発見されたものです。

食べたものを十分に消化できない現象を「消化不良」と言い、胃部の不快感や胃もたれ、下痢を起こしたりします。

夏目漱石が生涯苦しんでいた症状を和らげるのに手放せなかったのが「ジアスターゼ」だったわけです。

ジアスターゼを含む一番身近な食品と言えば「大根」が有名で、アミラーゼ、プロテアーゼも含み、ジアスターゼは炭水化物やでんぷんを消化し、プロテアーゼはタンパク質を消化します。

 

ですので、お肉料理時に大根おろしを一緒に摂ることはとても理にかなっており、胃腸の負担を軽減できます。

 

ジアスターゼ自体は歴史が長く現在も製造していますが、それに代わる消化酵素が発見されて昨今では、あまり多くは製造されていないようです。

 

あまりにも有名な消化酵素とは

ジアスターゼ自体の製造は多くなくとも、現役で製造されているあまりにも有名な胃腸薬があります。

それはキャベツに含まれるジアスターゼの効能効果を利用した胃薬でおなじみの「キャベジン」です。

消化の助け以外にも、傷ついた胃壁の修復などの効果など胃のトラブルを総合的にサポートしてくれる、近年の胃薬としてはあまりにも有名です。

夏目漱石が生きている時代にキャベジンがあったならば、もっと長生きしていたかもとおもいますが、いつの時代も暴飲と過度な喫煙は健康にマイナス要因であります。

 

まとめ

いかかでしょうか?

夏目漱石のジアスターゼはとくに有名なお話ですが、今から100年以上前にすでに「ジアスターゼ」を利用した胃薬が存在していたことにとても関心させられます。
これも、故・高峰譲吉氏による賜物であります。

 

これからも健やかな毎日を。


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